ニキビができるには人それぞれ原因があるはずです。
ネットで検索すれば、あれこれとそれらしき原因がいくつも見つかります。
何故ニキビができるのか、それは自分の生活習慣を見返すのが最も簡単な方法かも知れません。
今回は筆者の生活習慣やそこから考えられたニキビの原因を考察してみたいと思います。
ニキビは病気
「ニキビって原因がはっきりしないんだよね」
皮膚科の医師が言う台詞かよっ!って思いましたが、通院した時に医師から言われた言葉です。
つまり裏を返せば、原因が多すぎて「その人の原因を特定できない」という事で、ニキビができる原因はたくさんあるという事なんだと思いました。
ですがニキビは肌に起こる問題ですので、肌に関係する何かが問題である事は間違いない。
肌に起こる問題…肌の異常…そう、ニキビは毛穴にできる肌(皮膚)の病気という事です。
実はニキビって「尋常性ざ瘡」っていう病名があった事を今回初めて病院で知りました。
さて、では筆者が何故思春期でもないのにニキビが爆誕したのかを考えてみます。
ニキビの原因を考える
ニキビの原因を考える時に重要なのは、いつ、どんな生活をしていたか、という事を振り返る事だろう。
筆者のニキビが爆誕したのが夏の終わり~秋にかけて…肌のターンオーバーは4~6週で起こるという事から逆算して夏の始まり頃の生活習慣について思いだして見なければならない。
夏の始まり、あの頃にあった「これが原因?」と思う内容をピックアップしてみよう。
日焼け(紫外線トラブル)
肌トラブルの原因として取り上げられる事が多い「紫外線」
「紫外線」対策をしていたかどうかについてだが…「皆無であった」というか、むしろ進んで日焼けをしていた!というのが実際です。
気温が上がり、夏が近づくと気持ちが外に向いて行くせいか、天気が良い日は「海」に出かけて「日光浴」をしていました。
日光浴と言えば優しい言い方になりますが、実際はがっつり日焼け目的で海に行っていました。
「黒い肌」と「鍛えた体」それこそが男らしい!筆者はそう思うタイプです。それ故に夏は日焼け!というのが定番でした。
ですが今思えば、これば一番の原因だったのではないかと思っています。
タンニングオイルを使っていた勘違い
何もしないで「日光」を浴びるのは、経験的にも「ヒリヒリ」して嫌だし、全身をキレイに小麦色にする為に「タンニングオイル」を使用していました。
これを使用する事で、「ヒリヒリ」しないで日焼けが出来るので、肌に優しいのだろうと…そう思っていました。
ですが筆者はこのタンニングオイルの効果を勘違いしていました。
タンニングオイルには「SPF4」と書いてあったので、少なくともSPFという物をカットしてくれるものだと思っていました。
「単純に紫外線をカットしてくれるもの」という認識でした。
そしてSPFの他に「PA」という物がある事を知りませんでした。
SPFとは短時間で肌に赤みや炎症を起こさせ、黒化につながりやすくなるUVB(紫外線B波)を防ぐ効果指数のこと。何も塗らない場合に比べてUVB波による炎症をどれぐらい長い時間防止できるかを表しており、数値が大きい方がUVB波に対する防御効果が高いことを表しています。長時間かけて肌の弾力を失わせるUVA(紫外線A波)を防ぐ効果を示す値が「PA」。
SPFは1~50+まである事から考えると、タンニングオイルのSPF「4」という数字はUVBカット効果が極めて弱い、という事が分かります。そしてPAカットの効果は記載されてはいなかったのです。つまり、タンニングオイルは炎症を抑える効果があるだけで、UVAを防ぐ効果は無かったという事です。
日焼けをするという事は「長時間かけて肌の弾力が失われる」紫外線A波を吸収するという事になる分けですね。
日焼け後のアフターケア
タンニングオイルを塗っていたから大丈夫だろう、そう思っていた筆者が日焼け後のアフターケアを行っていたはずがなく。
「放置」していました。
それはつまり「火傷」した肌に何の処置もしなかったという事になる分けです。
自分で書いていても恐ろしい所業ですが、日焼け後に「ヒリヒリ」しないというのがむしろ落とし穴になった様にも思います。
日焼けをした肌は「炎症」「バリア機能低下」「脱水」「乾燥」という状態に陥ると言われていますので、「冷却」「保湿」等の速やかなスキンケアが必要だったのです。
たばこ
喫煙が肌トラブルの原因になる事は良く知られています、ばこに含まれる成分(ニコチンやタール等の化学物質)が人体に様々な影響を与えている事は周知の事実であり、その真偽も真偽や解釈も人それぞれですが、何かしらの影響を確実に与えているのです。
長い事たばこを吸っていませんでしたが、この時期に普段の生活のストレスから3本/週程度たばこを口にくわえる事がありました…
ターンオーバーを乱す
ニコチンやタールによって血管が収縮する事がその主な原因で、血管が収縮する事で血流不全が起きます。
血液の流れは全身に酸素を起こったり栄養を送ったりする役割があるのですが、言ってみれば細胞を修復する為の材料を送る通路みたいなものです。その通路が狭くなってしまうのですから、当然細胞の修復に滞りを生じさせます。
細胞の修復という事は、肌に関して言えば肌の修復・再生=ターンオーバーの事ですね。
このターンオーバーに乱れを生じさせてしまうという事がたばこが肌に良くないと言われる原因です。
ターンオーバーが乱れるという事は、新しい肌組織に入れ替わっていかないという事なので、肌が荒れるのも当然と言えます。
胃腸トラブル
たばこと胃腸が関係あるのか?という話しですが、直接的に関係するというより、これもやはり血流の問題です。
血流の低下は全身的な「冷え」を誘発します、体が冷えて肌のトラブルを引き起こすものは「臓器」=「胃腸系」です。
胃腸機能の乱れが肌荒れの原因とも言われており、筆者も肌荒れの部位からどの臓器が弱っているのか、その道に長けた知人に指摘された事があります。事実その時期はいつもより便通の状態も良くなかったように思います。
たばこに含まれるニコチンやタールが体内に入ると、白血球はそれを排除しようと活性酸素をつくります。しかし、強力な活性酸素はそれ自体が細胞を傷つけてしまうため、役目を終えた活性酸素は抗酸化物質であるビタミンCによって無害化されます。これによって消費されるビタミンCは、なんとタバコ1本につき25~100mgとされ、これは2本吸えば1日に必要なビタミンCが失われてしまうということです。
筋トレ
筋トレは健康に寄与する部分が大きいのは間違いないと思うのですが、これも筋トレとの関わり方によるのではないかと考えます。
ただ健康管理でトレーニングをするのであれば、筋トレは原因ではなかったと思うのですが、筆者の場合は一般的な方に言わせると「ストイック」な方だったみたいです。
運動強度
中学校、高校生だった頃を思い出してみて下さい、運動部に所属していた人でニキビができている人がけっこういたと思います。
これは思春期に特有な物ではありますが、男性ホルモンの過剰分泌が皮脂の分泌を増加させる事がその原因と言われていて、そこにアクネ菌が増殖した結果「ニキビ」となって苦い青春の1ページとなっていたのですが…
筋トレも筋肥大を目的とするような運動強度で行うと、筋合成を高めるために男性ホルモンの働きが盛んになると言われています。
筆者も筋肥大を目的としたトレーニングを行い、かつ、今以上に!と取組み方を変えた時期でもあったのです。
栄養バランス
どちらかと言えば、運動の強度よりも、筋合成を目的とした食生活を行っていた事が原因かも知れません。
筋合成を促す為に必要なタンパク質量は「体重×1.2~2.0g/日」と言われている為、出来る限り高タンパク・低脂肪の食事生活を心がける必要がありました。
ですので、積極的に鶏むね肉や鶏卵を摂取していました。
しかしそれらを摂取する事にばかり意識が向きがちで、不足する栄養素を補えていなかった可能性があります。それこそビタミンCやビタミンB等、細胞の修復に必要な栄養素が不足していた可能性がありますし、これも知人による指摘ですが、ミネラルが不足していた可能性もあります。
事実、この時期よりさらに前からこういった食生活で、あまり意識して野菜や海藻を取っていなかったように思います。
結果として肌の再生に必要な栄養素が不足したり、肉食傾向によって胃腸に負担がかかった事による胃腸トラブルからも肌荒れが発生したのではないかと推測します。
生活習慣の見直し
上記の他にも原因はあるかも知れませんが、タイミングと感覚的に「これかな?」と思う原因です。
ですので、これらに対策を講じなければ、肌荒れは改善しないと思うので、対策を考えます。
日焼け:
夏が終われば紫外線対策は不要…ではないんですよね。紫外線は一年中降り注いでますし、屋内にいても関係ないので、ケアする必要があります。今まで意識した事がまったくありませんでしたが、基本的なスキンケアとして、保湿(化粧水+保湿クリーム)と外出時には日焼け止めを徹底しようと思います。
たばこ:
これは「止める」で解決です。そもそも吸わなくても平気なタイプですので、たばこを手放す事は苦ではありません、むしろ今回のように害を調べる事でより手放す事が容易くなりましたので、これとはおさらばです。
筋トレ・食生活:
筋トレの負荷を減らすのは正直難しいので、2日に1回だったものを3日に1回にして、2分割方でトレーニングを行って様子を見ようと思います。また、食事内容に関しても、今まで使用していたプロテインをホエインだけでなく「ソイ」にして、植物性のタンパク質を摂取するように意識したいとお思います。
それとゆで卵はしばらく捕食に入れない事にして、野菜や海藻類を意識して摂取するようにしたいと思いますが、どうしても不足すると思うので、サプリメントも併用していきます。
まずはこれらの対策をきちんと行ってみて、肌荒れがどう変わっていくのか様子を見ていきたいと思います。
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